底面緩衝+段ボール抑えで精密機器を安全・低コストに輸送!
製品属性(仕様)
包装材の形状・用途別 |
緩衝/保護 個装/集合/海外出荷 重量物/大型機器輸送 |
包装対象の名称による分類 |
精密機器/工作機械/工具 測定機器・検査機器 |
対象業界別 |
電子/精密機器/半導体 |
包装材料別 |
発泡材料 段ボール |
設計要求事項別 |
物流の効率化 高耐久性 |
包装の目的別 |
商品を保護する |
サイズ | L440×W600×H298mm | 材質 | 発泡PE 段ボール |
製品画像
海外出荷で検査機が壊れたこと、ありませんか?
振動や衝撃でカメラ部が揺れる、凹みが変形する──そんなトラブルを、底面緩衝+段ボール抑え構造で解決した設計事例です。
【概要】
- 業種・業態:電子/精密機器/半導体関連
- 対象製品:カメラ付き検査ユニット(L440×W600×H298mm / 約20kg)
- 用途:国内外出荷用の個装箱
- 背景・きっかけ:輸送中の揺れや衝撃によって、製品中央部やカメラ部が破損する事故が発生。これを機に、作業性・コストも両立できる梱包改善の依頼を受けた。
- 一言で言えば:最低限の緩衝材で最大限守る、合理的な精密機器向け輸送箱の提案です。
【お客様のご要望・設計条件】
- 製品が重いため、梱包作業がしやすい箱形状にしたい
- 中央部の凹みによる上下の動きを抑えたい
- カメラ部が揺れて変形しないようにしたい
- 必要最小限の緩衝材で、材料コストを抑えたい
【従来の課題と導入前の状態】
- 海外輸送時に、振動や衝撃で製品の一部が破損していた
- 緩衝材を全面に使用していたため、資材費が高くなっていた
- 重量のある製品に対し、箱形状が作業しづらく安全性に不安があった
【設計提案のポイント】
- 構造:底面は発泡材で確実に支持し、上部空間は段ボールで押さえる構成
- 箱形状:船+半A式箱で、持ちやすさ・開梱しやすさも両立
- 工夫点:
- カメラ部の振動抑制のため、発泡パッドを空間に配置
- 底面以外は段ボール内装でコストと軽量性を両立
- 20kgでも無理なく梱包できる構造に設計
【導入による3つの成果】
- 輸送時の破損リスクを抑制: カメラ部や中央部が安定し、製品品質を保てるようになった
- 作業しやすい箱構造: 船+半A式で重さがあっても扱いやすく、現場負担も軽減
- 緩衝材の使用を最小限に: 材料コストを抑えつつ、十分な保護性能を実現
【使用資材と包装仕様】
区分 |
使用内容 |
内装材 |
発泡パッド(底面+上部補強) |
緩衝材 |
発泡PE+段ボール押さえ |
パレット |
なし(個装箱単体) |
包装形状・用途 |
個装/海外出荷対応/振動抑制・コスト抑制を両立 |
📢まとめ
カメラ付き検査ユニットの海外出荷時の破損リスクを、底面緩衝+段ボール抑えで最小限に抑えた合理設計。
重い製品でも作業しやすい箱形状と、必要最小限の資材で安全性とコストの両立を実現しました。
このような精密機器や重量物の梱包改善をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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